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バイオミュージックとは?


 

Biomusic(バイオミュージック)とは ”生命体の音楽"を意とします。人間の体・精神に作用し、相互に影響し合うことを目的とした音楽の在り方、人権音楽とも言うべき、ジャンルや個性を分ける垣根のない「人類共通の音楽スタイル」の総称、あらゆる生命とのコミュニケーションを可能にする「自己表現エネルギー」であり「情報」としての音・音楽、あるいは自然界の物理法則である音が秘めている可能性から広がる無限の世界を、私たちはバイオミュージックと呼んでいます。
人が健康に生きるためには、生命には水が必要だということと同じように、体と精神(心)を持つ人間にとって、音楽をはじめとする自己表現は欠かすことの出来ないエネルギー源でもあります。そのような生命エネルギーともいうべき力、あるいはエッセンスを上手に汲取り活用することで、疾病や怪我からの回復、健康の維持・増進に、科学的に音と音楽を最大限に役立てることが期待できます。
また、音を大切にしてBiomusicを上手に活用することは、心豊かで持続可能な環境を創造していくための社会課題でもあります。
 


 

民族音楽Biomusic Projects

音楽は=自然に由来する
自由自在な情報の表現

例えば、リズムと歌にテーマを絞って考えてみます。
そこにシンプルな音楽の原点があります。私たちは、義務教育の中で音楽を学問として教わり、音楽教育の中では「音楽の三要素は、リズム、メロディ、ハーモニーである。」と教わります。そして正確な音程、メロディーやハーモニーが最も大切であることとして授業は展開していきます。リズムにも正確性を求められます。幼少期より日本ではスキルを持つことを重視して教えられ、学年が上がるごとに複雑なハーモニーを揃えることに熱心な教育を受けることになります。
 
しかしこれは西洋から輸入されたの音楽ジャンルのひとつの考え方、一方向からの定義でしかありません。本質的な事が音楽の授業から抜け落ちているのです。たとえばリズム(自然な抑揚)だけでも音楽は成り立ちます。しかし3つの要素をそろって再現できる人でないと音楽は出来ない(表現技術が乏しいので=音楽が下手)と思い込んでしまった方も多いのではないでしょうか。聴くのはいいけど、演奏なんてできない・・人前でなんてとんでもない・・と敬遠したり、社会人になる頃には、子供の頃には大好きだった音楽表現からすっかり距離を置いてしまう人が多いのも日本の音楽教育の結果です。

音楽表現技術に下手や上手はあっても、「音楽は本来、人という生命体の心と体が自然に求めているものである」というところから出発すると、好きとか嫌いという感覚や感情的な概念と、表現技術の優劣をむすびつけることは、まったく当てはまらないことに気づきます。
何より、肢体が不自由であったり何らかの障がいを抱える人であっても、痴呆症の高齢者であっても、どんな人でも生きている限り音楽表現はできる(音楽表現をしている)という考え方を軸に、私たちはこれまでに出会った全ての人が、豊かで見事に音楽表現をしていることを実証してきました。
 

音楽はリズムからはじめると本質が理解できる

音楽のひとつの要素としてリズム(律動)を捉えてしまうと、メロディー(旋律)と同じ重要性をもっているように感じてきますが、メロディーとは音程の高低にリズムが伴って、はじめてメロディーとなります。元々、リズムはひとつの構成要素ではなく「法則」そのものであり「伝達エネルギー」であることをあらためて認識し直すことで、音楽の本質が音の「情報」であることがはっきりと見えてきます。
 

誰もが毎日
リズムを表現している

リズムとは「繰り返す」ことです。同じことを一度でも繰り返した時、リズムが生まれます。様々な物理法則と同じく、時間的な法則性があることをリズムと呼びます。
動物の心臓の鼓動もリズムです。動植物の生態も、惑星や月の運行、地球の動きも、元素の振動もリズムです。生命の誕生も、美しい四季もリズムがあります。そこから成り立つ生活も人生のサイクルもまたリズムです。宇宙はリズミカルに動いています。
 

誰もがパーカッションに
毎日接している

パーカッションとは一般的に、特にリズムを表現する道具・楽器のことを総称していう呼び名です。日本では「打楽器」と呼んでいますが、打つだけの楽器ではなく、振るもの、こするもの、吹くもの・・・様々な方法で音やリズムを表現する事ができるものは全てパーカッションになります。つまり、身の回りにあるもの、リズムを表現する全てがパーカッションという楽器とも言い換えることができます。
机もイスも、鍋もお茶碗もパーカッションです。家もビルも大地も岩もパーカッションです。自分の体もパーカッションです。地球全体がパーカッションです。(しかもいつも勝手に演奏している・・)
この世にある万物は、人が音楽として関わりを持ち、積極的に関わりを持ってパフォーマンスをすることで、情報の表現手段となるのです。
皆さんは意識的にせよ無意識にせよ、この「パーカッション」を生まれながらにして持っていて、パーカッションで生きるリズムを表現しているのです。
 
 
Biomusic projects Japan 設立に寄せて/富井瑛之

 
 
SDGsロゴマーク
日本バイオミュージックプロジェクトは持続可能な開発目標( SDGs)を支援しています。
 
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